今日朝蘭舎最低気温 1度
引き続き寒蘭勉強会です。
傷んだ根の回復法です。
T氏よりまず根と葉のバランスについて話しがありました。
植え込み時、古木、根の無い木で葉だけが有る場合、
根の無い木の葉の蒸散に使う水分は、前の木の根より供給されます、
その為根の無い木は、葉を全て切り落とします。
葉が多く根が少ない場合、根と葉のバランスを考え、下葉を切り
枚数を減らしたり、葉を半分切ったりします。
私もこの意見に賛成です。
私の経験でも春蘭ですが、根の無い木を残していると
前の木の根が傷みやすいと感じています、
根の無い木が前の木の根に負担をかけているためだと思います。
根が部分的に黒く傷んでいる場合、
ベンレート水和剤に数時間漬け、特に傷んでいる所をダコレート液
の原液を直接筆で塗り乾かして植え込みます。黒い部分はカビに
侵されていますから殺菌剤で殺しコーティングすれば進行を抑え
良い根にうつるのを防ぐ事が出来ます。
私も春蘭でベンレートを練って傷んだ所に塗っていますが
かなりの効果が認められます。
良い根には絶対に塗らないようにしていただきたいと
参加していた業者から意見がありました。
各地の有望花について
鹿児島の紫尾山系の分類について説明がありました
光月系や紫尾の谷、つかさと貴峰の説明、
最近話題の深山王、深山大王について
新品種 紫尾流星 など話題になりました。
長崎産では白西平産、豊太閤(日本一系で一番ではないかと噂の木)について
長崎から出席されたI氏から葉を見るかぎりで、坪の中のどの辺での
採集ではないだろうかなど神業的な話しも聞くことができました。
去年博多スターレーン展示会で話題になった大和錦が
登録された木とは違うのではないかなどの話しも飛び出しました。
新大和錦???名前はどうあれビックリする花です。
去年、スターレーンで話題になった高知、払い越し産、大和錦
去年の開花木が登録木かどうかは定かではないが
平肩超大舌花。写真の木は開花株の分け木