今日の最高気温34度最低気温27度
三里松原に自生春蘭の観察に行ってきました。
福岡県の芦屋から岡垣にかけて海岸線に広がる広い松原です。
防風林ですから基本的に植物の採集は禁止ですが春蘭のような
草はそこまで厳しくはありません。しかし松などの採集は
見つかると大変なことになります。
自分の棚と自然の春蘭の新芽の展開を比べるのには
最適の時期です。
海岸線につづく林道。
途中の松は松くい虫にやられているのか
かなり伐られていました。
前に来たのは15年以上前ですがかなり変わっていました。
自生地付近の風景です。
土壌が砂地で乾燥のしすぎるのか
広い松林に局地的に自生しています。
意外と新木が伸びているのにビックリです。
古葉はウサギに食べられています。
シカは全部抜いて食べてしまうので絶えてしまいますが
ウサギは切って根元を残しますから枯れる事はありません。
食べる草が少なくなる冬に食べるようです。
掘られて捨てられた木です。
たくましく新芽が出ていました。生命力には驚きます。
深く埋めてあげました。
新芽の出ていない木も多くありましたが出ている木は
栽培している木と同じかそれ以上伸びています。
海風と木陰で意外と涼しく感じます。
去年新芽が出ず休んだ木で
秋に付いたアタリが春から伸びているのかもしれません。
そう考えると展開スピードも少ない葉から大きな新芽が
出る事も説明できます。
自然では毎年新芽が出ていないのかもしれませんね。