長崎県対馬に自生していた一茎九華です。
今月号の自然と野生ランでシュンラン属を特集して
いましたので乗っかって紹介です。
対馬市美津島町周辺でかなりの数が採集されました。
私が対馬に通っていた頃数人のお客様が栽培されていました。
品種保存に一鉢頂き栽培している個体です。
なかなか大きくならず開花していませんが間違いなく九華です。
対馬ではシカが増えて植物を食い荒らしていますから自然では
絶種していると思われます。なかなか枯れない九華ですから
対馬で栽培されている鉢が残っているかもしれません。
なぜ自生しているかの議論は推測での水掛け論ですから
ここではコメントを避けます。
もう一種、対馬ニオイ春蘭です。
3月14日に紹介しまた。
自然と野生ランでは中国シュンランのように紹介されていますが
私の意見は生態、自生地を考えると春寒蘭です。
伝説のタキタロウと同じで解らないからおもしろいのかも?
まれに対馬産日本春蘭がニオイとして栽培されている事があります。
対馬の春蘭の中には本土と違う甘い香りのする個体があり
知らないと勘違いすることがあります。